• Top
  • 記事
  • 専門税理士が教える!!不動産の売却は、相続前と後ではどちらが得なのかな?

記事記事

専門税理士が教える!!不動産の売却は、相続前と後ではどちらが得なのかな?

2022.09.13公開

Q:不動産の売却は、相続前と後ではどちらが得なのかな?

A:一般的には相続後が有利です。 相続税において、現金預金は残高が課税対象となるのに対し、土地の価 額は原則、路線価を基に算出します。相続税路線価は公示価格の 80% 程度であるとされ、実勢価格を超えない水準に設定されていることか ら、不動産の状態で相続し、相続後に売却するのがコストの面で有利と 言えます。なお、「小規模宅地等の特例」や「取得費加算の特例」といっ た税制上の優遇措置についても、不動産の状態で相続することが絶対条 件です(他にも適用要件があります)。 ただし、個別の事情を持つ土地など、相続前の売却が適している場合も 中にはあります。相続発生前の今のうちに、相続財産の棚卸しと問題点 の洗い出しをしておくことをおすすめします。

参考:フジ税理士法人 爽風 2022,7月号 https://fuji-sogo.com/